好きにしていーよ

管理人評価点	91点	作画	4.8
ストーリー	4.5	声・効果音	4.3

作品情報

作家	暮林あさ美
発売日	初版：2021年10月10日
掲載誌・レーベル	COMIC LO
出版社	茜新社
ジャンル	ミニ系 / ショタ / 学生 / 学生服 / スクール水着 / 競泳水着 / 体操服 / ブルマ / 乱交 / 淫乱 / 援交 / 脅迫 / 売春 / 着衣 /
ページ数	216ページ【収録作品】前後編の続き物＋短編5話
DLsite記録（総合）	24時間：1位　7日間：1位　30日間：1位　年間：11位　累計：56位

管理人の感想（ネタバレあり）

シナリオ

メインは『1989』というストーリーで前編と後編にわけ合計60ページ弱ある。
このストーリーのテーマは『寂しさと性』。

主人公の男目線で過去を振り返る話なのだが、ヒロインが田舎の〇学6年生の女の子。

転校してきた当時〇学5年生の主人公の男は、ヒロインと他の男児たちがエッチしているのを目撃。
やがて男もヒロインに手解きされてエッチをすることに。

性に奔放なヒロインに一時は距離を置いた主人公だったが、あることがきっかけでヒロインへの『恋心』に気づく。
その結末は・・・

他の単話もそれぞれ25ページ前後あり読み応えあり。
『援交と家出・居候』
『大人による洗脳と脅迫』
『年上彼氏による支配と売春』
『自己中心的な裏切り』

どれもミニ系として読めばおかずに使えるエロ漫画なのですが、考えながら読むと重いテーマ性を感じます。

作画・表情

かわいい作画なのだが、ミニ系にしては落ち着いた雰囲気を出しており、大人っぽさを感じる。

なにより暮林先生のミニ系は『〇学生らしい身体付き』が魅力。
おっぱいの大きさも、少し盛り上がってるくらいでミニ系好きには眼福ものです。

服、下着に関してはミニ系らしい服装だったり体操服、スクール水着とツボを押さえてきます。
水着は6話中5話に出てくるほど多い。
逆に下着の出番が少ない（6話中２話）のが残念でした。
下着が凄い歳相応のものだったので、たくさん見たかったですね。

汁の量は普通。多くもなく少なくもなく。

表情はアヘ顔までの露骨な表現はなし。
ミニ系でも登場する子は貫通済みなので痛々しい描写はないです。

ＰＲ：見本・試し読み（FANZA・DLsite）

※広告ブロック利用時には表示されない場合があります

喘ぎ声・効果音・言葉

喘ぎ声はミニ系なので声を張り上げるような子はいない、と思いきや何人かはミニ系でもかなり感じる子がおり、なかなかの喘ぎを見せてくれる。
ミニ系＋喘ぎの背徳感はすさまじい。

効果音に関しては普通～少し多めといったところ。

言葉は節々に『ミニ系を相手にしてるんだ』と読者側も感じるようなことを喋ってくれます。

最後に管理人の本音

管理人もおかずにしてたエロ漫画。

ミニ系のエロ漫画って『そんな話しや展開ありえないやろ～』って突っ込むことが多いのですが、このエロ漫画はどこかリアリティがあって、読んでいる人を没入させやすそうに感じました。

親から援交の指令を受けたり、ダメ大人から洗脳に似た脅迫を受けたりなど、現実世界でも近い内容の報道を見ることがあります。
だいぶマイルドに報道されていますが、まさしくこのエロ漫画のようなことをされたのでは？とか考えたり。
それくらいにはリアリティがありました。

あと暮林先生の描くエッチは着衣多めなのも好きでした。
管理人はそこまでスクール水着は好きじゃないのですが、肩紐だけ外しておっぱいを出してエッチとか見せ方がエロい。
最初のストーリー『1989』でも体操服は脱がず捲り上げてましたからね。

毎回服を描かないといけないから脱がした方が描きこみの量が減って楽なはずなのだが、脱がさないことに著者様のこだわりを感じました。

最後に、漫画をちゃんと見ていたら気づくこともありました。
いっぱいあるけど数点だけ書き出すと、

・『1989』の最後のシーン
　32年後のスマホで小夜の苗字が変わっていて、まことと結婚した示唆（まことの苗字が不明なので確定ではないが）

・『これが私の秘密基地』
　宮沢さんとやりたいがためにヤンキーに居場所を知らせる手紙を吉田自身が作っていた。（ベッドで妄想オナニー中のデスクの上にノートと鉛筆があり、途中でノートが破れている）
　
　またタイトルが『私の』と一人称が宮沢さん視点になっています。
　吉田が冒頭で『僕の秘密基地』と言っていたのに、宮沢さんが昔の彼氏とエッチする場所となってしまい『私の秘密基地』になってしまいました。
　結局いろんな意味で裏切られた宮沢さんに、吉田がヤンキーを使って裏切るという人間の醜さを感じました。

エロシーンばかり見ている人には気づかないが、ちゃんと読んでいる人にはこういうのが見えて面白かったですね。